・連休も本日で終了。思えばあっという間。逆に随分と長かったようにも感じる。いやもっと続いて欲しいが。
--
・数日前、2000冊本を溜め込んだ人の新聞記事を読んだ。問題は冊数ではない。この人はいわゆる「ひきこもり」だが、大学に入学し、卒業論文を書こうと思い本を買い漁ったがまともに読み終えることなく書い続け、論文は書けなかったというのだ。結局、何十年も在籍した大学を中退したのだという。
・長い文を書くために(資料として)本を買い込み、その挙げ句に書けないという意味では自分とまるで同じだなあと思った。「自分以外の何かになりたい」がために本を買い込んでいるんだろうなと。そこも同じだ。この方の場合、いじめの後遺症から生まれた依存症のようだけど。
・結局、自分も「自分以外の何かになりたいがために本に依存している」のだろう。だがそれは無理だ。本は自己を拡張してはくれるが変身させてくれるわけではない。まずは自分というのはどこにあるのかを見出さないと何もできない。よって自分は何もできなかったわけだ。ともあれ何か自己を客観的に見れて良かった。
--
・今の時代、哲学者はきついだろうなと思う。ファシズム社会が訪れるのはほぼ明白なわけで。そんな時代、では哲学に何ができるのか。無力感に苛まれるのではないか。
・今「考える人」にできることはこれから訪れるファシズム社会を見越した上でどう生き残るか思考するか、さらに時間を飛ばして新しい「戦後」社会を考えるしかないように思う。
--
・美しい、美しい歌曲集だった。これまでと作風の変化があれど良かった。傑作。