①Klara Lewis & Yuki Tsujii『Salt Water』(The Trilogy Tapes)
インダストリアル・ノイズ・アンビエントの極北を目指してるのだろうか。ループとノイズ。ノスタルジックなサンプリング。それがミックスされ未知のサウンドが構成されている。
②Mining『Chimet』(The Leaf Label)
2017年にイギリスを襲った台風のデータをもとに作り上げたアンビエント作品。電子音、持続、ピアノなどが折り重なり、静謐さと美しさを兼ね備えた美麗な音楽に仕上がっている。
③Laurel Halo『Octavia』(Portraits GRM)
EPだがあまりに繰り返し聴いたので選んだ。2023年の『Atlas』の系譜のアンビエントだが、その音の静かなレイヤーの精度はさらに高まっているように思う。
④Ben Frost『Scope Neglect』(MUTE)
強烈にして優雅。ノイズ、インダストリアル、エモーショナル。世界の極北へ。ベン・フロストが放つエクスペリメンタルミュージックのモード2024。
⑤Pan American & Kramer『Reverberations of Non-Stop Traffic on Redding Road』(Shimmy-Disc)
夢の中に落ちていくような音。現実から逃避して穏やかさの中にただ沈んでいくようなアンビエント。
⑥Jasmine Wood『Piano Reverb』(AD 93)
教会に響く残響のむこうにあるアンビエンス。ピアノ・アンビエントの極北を聴いた。